平成20年度 埼玉1号仏青(三生会)の活動報告です。

三生会主催の研修会は本年度も4回行いました。
また、支所並びに寺院主催の少年少女研修会を、埼玉1号支所下寺院二会場(清勝院、観照院)にて実施。三生会が主体となって行いました。


○ 第1回研修会


平成20年7月1日
於:越谷市・大聖寺
参加者20名

「曼荼羅講伝 金剛界曼荼羅」
大阿闍梨:事相研究所研究員
細沼 儀豊 師


昨年度の胎蔵界曼荼羅の講伝に引き続き、本年度は金剛界曼荼羅について、講伝形式の研修を行いました。伝統的な教学に基づいて作成された資料を配布していただき、午前10時半から午後4時までみっちりと金剛界曼荼羅についての講義を受け、理解を深めました。


○ 第2回研修会

平成20年11月14日
於:越谷市・大聖寺
参加者19名

「伝法院流『金剛界念誦次第』伝授」 
大阿闍梨:事相研究所研究員
細沼 儀豊 師

金剛界曼荼羅について講伝を受けたので、次第の伝授をいただきました。『胎蔵界念誦次第』の伝授は、やはり昨年度に実施済みです。胎蔵界の時と同様、金剛界の伝授は加行以来という参加者が多く、また、金剛界次第は非常に分量もあるので、時間的、内容的に厳しい所もあったかとは思いますが、講伝を受けた後の伝授ということで、それも参考にし、また加行の時のことも思い出しつつ理解するよう皆努力しておりました。やはり午前10時半〜午後4時まで、一日がかりの研修会でした。


○ 第3回研修会

平成20年12月10日
於:越谷市・観照院
参加者12名

「大般若転読会」 

三生会が毎年行っている大般若会の研修会です。
昨年度作成した新しい大般若会の次第(三生会用)を使用して行いました。法要終了後、「アド街ック天国」でも放映された、越谷市「いしいのそば」で忘年会をしました。ここの蕎麦はうまいです。
参考リンク: http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/090117/20.html
         http://www.ishiinosoba.com/siten01.html


○ 第4回研修会

平成21年1月25日
於:越谷市・大聖寺
参加者31名

講義題目:「弘法大師の目指したもの 〜『反密教学』を超えて〜」
講師:勧学・宗学研究所指導教授
津田 真阿 師

かの有名な津田真一(真阿)先生をお招きして、上記の題目で先生のcriticalなお考えをお話ししていただきました。2時間の予定が大幅にオーバーして3時間になってしまいました。講義時間は午後3時から午後6時+α。お釈迦様はホントにスゴイってことが解りました!講義題目にある、お大師様のお話にたどり着いたのは終了5分前でした。津田先生のお考えに興味をお持ちの方は春秋社から昨秋、新装改訂版として出版された『反密教学』を買いましょう。


○ 少年少女研修会

7月28日
清勝院会場
参加者:子供33名
     指導員14名

8月5日
観照院会場
参加者:子供28名
     指導員11名

埼一の少年少女研修会では恒例となりました、バイオリンのミニコンサートも両会場で開催されました。子供たちは皆元気に参加してくれました。


○ 『不動息災護摩供』次第発行

平成20年度は三生会の発足35周年に当たる年で、その記念として『不動息災護摩供』次第を発行いたしました。
作成は事相研究所研究員の細沼儀豊師に依頼いたしまして、一段尽など、昨今の流行である省略を旨とした次第とは全く逆行する、伝法院流の伝統的な聖教類や口決に則ったフルヴァージョン、ハイレベル五段尽護摩次第であります。

4,000円で販売しておりますので、ご購入ご希望の方は三生会事務局までご連絡下さい。(連絡先:三生会事務局長 宮本宥慶〔埼玉一号支所 138番 福寿院内〕)


以上、埼玉一号仏青からの平成20年度活動報告でした。
平成21年度より、新しい会長と執行部、役員に成りまして、心機一転頑張りますのでよろしくお願いいたします。