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三者三様、十人十色、千差万別。「人によってさまざま」という意味の言葉はたくさんあります。写仏もまさに百人百様です。描き終ったあとに、台紙の仏さまと見比べてみてください。お友達と一緒に写仏をしている時には、お友達の仏さまと見比べてみてください。仏さまをなぞって描いているのに、表情が違っていることに気がつくはずです。自分なりの仏さまが描けたときに、写仏の楽しみを感じていただけたら幸いです。 今回は、一つではない描き方を少しだけ紹介します。 |
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(1)墨の濃淡を使い分ける 水墨画を思い浮かべてみてください。墨とは面白いもので、水の量次第で、表現できる墨の濃さは限りありません。 |
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(2)模様に色を付けてみる (1)に近いかもしれませんが、衣の模様などに薄い墨で色を付けることもあります。半紙の白と墨の黒の二色しかない仏さまの画の中に、「灰色」という一色を加えることで、わかりづらい部分を明確に表現できます。 |
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(3)彩色をしてみる これは墨の薄さではなく、赤や黄、青や緑の色を入れることです。 塗料がたくさんありますが、仏画に用いられるものは「顔料」というもので、色合いを出すのが難しいです。 水彩絵の具を使うのが楽ですが、掛け軸にしづらかったりするので、やはり、楽しみの一つにしてください。 |
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この他にも、自分なりの仏さまの描き方がたくさんあるでしょう。 |