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| 【豊山仏青機関紙 豊友第140号】 平成23年5月1日発行 発行者：豊山派仏教青年会 真言宗豊山派宗務総合庁舎内 （直通）TEL・FAX03-5940-0585 発行人：髙橋將雄 編 集：豊友出版部 |
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豊山派仏教青年会第28代会長 東京5号 髙橋將雄 ○大覚寺結集に参加して |
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| . 「平成二十二年度を思い返し、本年に臨むべきこと」 豊山派仏教青年会第28代会長 東京5号 髙橋將雄 |
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はじめに、平成二十三年三月十一日に三陸沖を震源地として発生した東日本大震災にて、尊い命を無くされました多くの方々のご冥福を謹んでお祈りし、ご家族、ご関係の皆様にお悔やみを申し上げます。また、今なお被災、避難の最中にある各地の方々に衷心よりお見舞いを申し上げます。 四月初旬の段階におきましては、被害を受けられた方々の安否確認の困難な状況や、度重なる余震、原子力発電所の被害、工業地帯の被害等等、多岐に亘る二次災害も発生しており、混迷、困窮な現状に不安な生活を余儀なくされているところであります。このような未曾有の震災に対しましては、日本中のすべての人が救援、支援の心を寄せ、長期的な視点にたち、復興への道筋を共に歩んでいくことが必要であります。豊山派仏教青年会といたしましても宗派と連携を保ち、継続的に誠心誠意尽くしてまいります。何卒ご協力をいただきますようお願い申し上げます。 通例でございますと、本誌「豊友」におきましては就任一年を振り返り、就任させていただいて以来、各方面におきましてのご指導、ご教導を賜りました御礼と、本年度に際しましての事業展望を申し上げ、ご賛助いただくべくお願いをさせていただく所存でございましたが、現況を鑑みまして、はじめに震災に対するお悔やみ、お見舞いを申し述べさせていただきました事、平成二十二年度第三回理事会を延期させていただいた事をご容赦いただきたく存じます。 さて、昨年度におきましては、通年の事業といたしまして写仏講座の開講、ホームページ運営による情報の開示、提供をいたしました。また、各地区仏青活動活性化のための助成金を交付させていただき、各地区におきましては活発な活動がなされたことをご報告申し上げます。特には、智山・豊山・新義青年会三派共催の結集でございますが、当派が担当会派であり、福島大会においての福島地区仏青の活躍には目を見張るものがございました。ご尽力いただいた会員諸師に厚く感謝いたします。 関連事業といたしまして、豊山太鼓｢千響｣の講習及び公演等、政情によります海外公演の中止はございましたが、充実した活動となりました。その他、全真言宗青年連盟諸活動、結集への協力参加等を通じ宗派をこえて交流できましたこともあわせてご報告いたします。諸大徳、関係各位におかれましては、多大なるご協力をいただきましたこと篤く御礼申し上げます。 本年度は、豊山仏青全国結集開催年度となります。通年事業の展開を継続させていただきながら、結集においても冒頭に述べさせていただいたとおり、震災に対する救援、支援の心をもちより、運営活動してまいります。 本年度におきましても、豊山仏青諸活動に際しまして、ご教導、ご協力賜りますようお願い申し上げます。 |
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大覚寺結集に参加して 群馬東部 観音院 月門海音 |
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| 千響～上野からエジプト復興の為に～ 千葉四号 西蔵院 田中量也 |
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数年前、私は友人たちと東北地方を旅行しました。そのときは塩釜で昼食をとり、仙台周辺の寺院を参拝したりしてとても楽しい旅行でした。しかし三月の大震災はその時行った町や参拝した寺院に大きな被害をもたらしました。松島近くを通りかかった時、初めて松島を見たという私に友人がもっと近くまで見に行くかどうか尋ねてきましたが時間が遅かったため私は「また今度仙台に旅行に行く時に松島へいけばいいから」と軽い気持ちで断りました。 今回の大震災はその旅行で行った場所に大きな被害をもたらし、あの時近くで見ること断った松島をはじめとする風景をもう一度みることは難しいと思い断ったことを後悔しました。つい先日たまたまテレビをみていると塩釜で昼食をとった店の店主が出演していて、五月までには店を再開したいとの話をしていました。私はもう二度とあの店には行けないのではないかとあきらめていただけにうれしく、震災関係で暗いニュースばかりが目立つなかで、わたしにとっては小さいながらも久々の明るいニュースでした。 私は現地で活動している自衛隊や警察、消防の方々のように特別な訓練をうけているわけでもなく、特別な技術があるわけでもありませんが、自分にでもできることを考え、実行し、少しでも復興の手伝いができればと思います。 |
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| 豊山仏青広報次長 塚田 宝貴 | |
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一日目はホテルグランヴィア京都にて、開会式後、茂木健一郎先生（写真：右）より<脳と幸福>について、脳科学という視点から非常に興味深い御講演を頂きました。この御講義を通して、人間が「悩む」という脳のしくみや男女の脳の違いなど、様々な例を挙げながらご説明くださりました。梅原猛先生からは、「弘法大師空海が残したもの」という題目で、弘法大師空海の思想・哲学について貴重な御講演を拝聴させて頂き、大変勉強になりました。
そこでは嵯峨御流華道の先生方が丁寧に供華をしていました。華道発祥であり「花の寺」とも呼ばれる大覚寺の献華式は重々しく、すばらしいものでした。また、この法要中に少し雪が降り、それもまた風情があり、大覚寺の風景をより一層際立てていました。大覚寺に来て、少しお大師様の面影に触れることが出来たような気がしました。