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【豊山仏青機関紙 豊友第149号】 平成26年5月1日発行
発行者:豊山派仏教青年会 真言宗豊山派宗務総合庁舎内 (直通)TEL・FAX03-5940-0585
発行人:花園昌道
編  集:豊友出版部


〜 も く じ 〜

○第二十九代会長退任挨拶

  真言宗豊山派仏教青年会会長 花園 昌道


○災害救援金拠出のお知らせ

○編集後記


 
 
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  第二十九代会長退任挨拶

        真言宗豊山派仏教青年会会長 花園昌道
                                  


 平成24年4月に就任させていただきました豊山仏青会長の任を務めることが出来ましたのは、執行部・事務局員・理事各位に支えられ、さらには加藤精一猊下をはじめ宗派内局ご重役の皆様、宗派内外諸大徳の皆様のご支援ご協力の賜物と感謝申し上げます。

 さて、この2年間、先輩諸氏から脈々と続く青年会の伝統を継承し、微力ながら更なる発展の一助になればと考え、会の充実に全精力を注いで参りました。時には復興支援の在り方について悩むこともありましたが、もとより浅学非才の身である私は自分で見て体験したことを全国の皆様にお伝えすることしか出来ないと感じ、人と人との繋がりを大切にし「絆」を結び「こころ」を育てようと努めて参りました。

 任期中において主とした事業といたしましたは、橋会長より引き継ぎました東日本大震災復興支援であります。南相馬市への軽消防車両・簡易水道消火装置設置寄贈に始まり、宮城県亘理町への軽四輪駆動消防車寄贈、岩手県では現地NPO法人との協力し天台宗東北大本山中尊寺において「久慈市・野田村青少年研修会」を開催し、その活動は東北三県へと広がりました。

 特に復興支援事業の中心となりましたのは、木村量興委員長はじめ豊山太鼓「千響」の皆様のバイタリティー溢れる行動力に他なりません。西新井大師總持寺に於いて、毎月チャリティー公演を行い、お預かりした義援金を直接現地へお届けしては翌月の公演に自分達が見てきた復興の様子をお伝えする「被災地を忘れない」「風化させない」ことも大切な活動の一つとなりました。また、福島第二号宗務支所主催「生命讃歌」や全日本仏教青年会主催「音と祈り、未来への光」への参加、「千響」顧問林英哲先生と共に郡山市仮設住宅へ訪問させていただきましたことも忘れられません。

 その他、第四十一回豊山仏青全国結集沖縄大会「一味和合〜沖縄から広げる世界平和〜」を東京三号・四号仏青で実行委員会を組織し、百五十五名の参加者と共に沖縄山長谷寺にて開催させて頂きました。多くのご寺院様に「沖縄から広げる世界平和」という大会趣旨をご理解頂き、ご支援頂きましたことを誠に感謝申し上げます。そして、岡田弘隆住職には格段のご教授を頂きまして、戦没者の慰霊と基地問題に揺れる沖縄の現状を学び、独自の文化・伝統・宗教観に触れ新たな発見がありました。

 また大本山護国寺にて行われた全真言宗青年連盟主催「真言宗十八本山お砂ふみ」では、千四百名を超える参拝者にご縁を結んで頂きました。お大師さまのみ教えと大師信仰の素晴らしさを再確認できたとともに、全ての会派の青年僧が一丸となり真言宗がひとつになったように感じられました。

 最後になりましたが、全国各地区の仏青会長・理事・会員各位、そして二十九代執行部の竹島副会長・猪狩副会長・木村副会長・中島副会長・木村事務局長・尾上総務次長・白井事業次長・鈴木広報次長・酒詰会計次長・事務局員の皆様に心から感謝申し上げ、豊山仏青の今後益々のご発展をご祈念申し上げて退任のあいさつとさせていただきます。
合掌
 
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 災害救援金拠出のお知らせ

■伊豆大島台風26号災害:日本赤十字社を通じて50万円の義援金を贈呈

■フィリピン中部台風災害:日本赤十字社を通じて50万円の義援金を贈呈

■埼玉県及び千葉県竜巻被害 :千葉県北部宗務支所 真光寺 義援金10万円を贈呈

■福島県第二号宗務支所・南相馬市消防団復興支援 :福島県第二号宗務支所 摂取院
                                   南相馬市千倉仮設住宅広場
                                   各義援金10万円を贈呈
真光寺 摂取院 南相馬市千倉仮設住宅広場
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編集後記
 


 早いもので広報次長の任を仰せつかってから2年が過ぎました。私の担当する計6号の豊友もこの149号をもちまして最後となります。この2年間はとても多忙でしたが、様々な御縁をいただいたり、色々な経験を積ませて頂きました。
 
 特に豊友紙面上に原稿を寄せてくれた皆様、発送作業をしてくれた事務局員の皆様、校正をチェックしてくれた執行部の皆様、発行にご尽力をいただいた立花印刷の皆様には私が至らぬばかりにご迷惑をお掛けしました。心より感謝し、御礼申し上げます。

 こんな私が2年間乗り切れたのも、花園会長をはじめとする豊山仏青執行部の皆様の懐の深さや、地元仏青の皆様のお力添えのお陰なのは言うまでもありません。

 2年間本当にありがとうございました。
豊山仏青広報次長 鈴木 真人

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