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第4回 写仏の道具




 写仏は、紙、筆、墨汁とそれを入れる器、そしてお手本があれば、いつでもどこでも始められます。今回は、仏画家の難波淳郎先生の方法を参考に、写仏の道具をご紹介いたします 


●筆

 面相筆(めんそうふで)の小、中。
 日本画の髪や眉を描く、とても細い筆です。
●紙

 半紙でも障子紙でも下絵が透けて見える紙ならよいのですが、薄美濃紙(うすみのがみ)、土佐唐紙(とさとうし)などは、丈夫で使いやすい紙です。
 写真の紙は「ドーサ引き」というにじまない加工が施された半紙です。
●墨汁

 普通のもので十分です。
 墨と硯を使ってもいいでしょう。
 墨をすって使う時には、写真のような水差しがあると便利です。
●皿

 白色の絵皿です。
 墨汁を入れたり、筆先を揃えたりするのに使います。
 写真のように、お手本の下絵と紙がずれないように、クリップでとめておくのもいいでしょう。
 また、布やタオルが一枚あると便利です。
 真言宗豊山派宗務所で開かれている写仏講座では、紙、筆、墨汁、小皿、クリップをご用意しております。
参考 『豊友第48号』 難波淳郎 「写仏のすすめ(一)」 昭和55年6月30日 
 
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